2020年11月06日
水の科学館では、新型コロナウイルス感染防止策を講じながら、10月1日(木)~11月1日(日)まで「郷土の匠・達人・発見」を開催しました。
これは、絵画・彫刻・工芸など、地域の文化団体や一般の方から応募があった作品を館内に展示するもので、今年はパッチワークキルトや陶芸などで優れた作品の出展がありました。
パッチワークキルトは、小さくカットした布どうしを縫い合わせて仕上げてゆくものです。バッグや小物入れ、クッションカバーなどが出品されたほか、特に目を引いたのは、1.6M×1.4Mの大きなタペストリーでした。パッチワークキルトは使う布の色に合わせて縫う糸を変えていくことで見た目が鮮やかになります。布の選び方や縫い目の細かさなどにセンスが問われることもさることながら途方もなく時間のかかる作業であることは言うまでもありません。それにも関わらず、たくさんの作品を出品していただきました。
そして、西里窯の陶芸作品では、コーヒーカップや湯飲み茶碗、花瓶、壺など独特の色合いで素敵な作品を数多く出品していただきました。こちらもパッチワークと同様、粘土を成型し、乾燥させ、素焼きし、釉薬をかけ、本焼きするなど、完成するまで多くの工程が求められますが、創意工夫の凝った作品をたくさん出品していただきました。
いずれも世界に一つだけのオリジナル作品で、見る人を楽しませてくださいました。
ご出品いただいた地域の皆さま、そしてご鑑賞くださった皆さま、ありがとうございました。