2020年12月17日
水の科学館では、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら12月12日(土)に工作教室「エッキーづくり」を開催しました。
「エッキー」というのは、地震のときに起こる災害の一つである液状化現象のしくみがわかる実験器具のことです。
工作を始める前に、液状化の基礎知識やメカニズムについて説明したほか、熊本市が作成した液状化ハザードマップを使って、液状化しやすい地域などをみんなで確認しました。
工作で準備するものは、ペットボトル・マップピン・砂・水・たらい・漏斗です。
作り方は簡単です。まず、ペットボトルの1/3程度まで漏斗を使って砂を入れた後、砂のよごれを取るため半分くらいまで水を入れたらフタをして、激しく上下に振り、上澄みをたらいに捨てます。これを5~6回繰り返します。
次に、水の濁りが少なくなったら、水を抜いた状態でマップピンを5個入れた後、ボトルに空気が残らないよう満タンになるまで水を入れ、フタをしっかり閉めて完成です。
やり方は、ボトルの口を上にして持ち、一度ひっくり返して砂が完全に下に落ちた後、すばやく元に戻し、ピンが砂に隠れたのを確認したら、強い振動を与えるためボトルの肩のあたりを中指で叩くと、ピンが砂の上にひょっこり現れます。
それぞれ自作のエッキーを指で叩いてピンが出現した瞬間、参加者から「オー」という歓声が上がりました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。